アメリカン航空のマイルはどうやって貯める？ ANAマイル・JALマイルに加算できるの？

「アメリカン航空」は本拠地テキサス州とし、北・南米間を中心に世界約140都市を結ぶ、世界最大級の航空会社です。そんなアメリカン航空の飛行機にANAマイルやJALマイルで乗れたらお得ですよね。国内旅行でANAマイルやJALマイルなら貯めているという方も、それができれば海外旅行がグッと身近になります。そこで本記事では、アメリカン航空のマイルやアライアンスの情報、そしてアメリカン航空でANAマイル・JALマイルが貯められるのかどうかについて紹介していきます。

この記事の目次

アメリカン航空のマイレージプログラム「アドバンテージ」とは？

アメリカン航空には、「アドバンテージ」というマイレージプログラムがあります。アドバンテージに入会すると、アメリカン航空の航空券を購入・搭乗するごとにマイルが貯まります。貯めたマイルで特典航空券の購入や座席のアップグレードが行えるほか、ホテルやレンタカーなどのサービス、提携パートナー企業は1,000以上となり日常生活の中でもマイルを使ったり、貯めることができます。マイルの有効期限は18か月(1年半)ですが、期間中新たなマイルの加算・使用がある度に18か月延長されます。つまり、コツコツとマイルを貯めていけるのであれば、有効期限を気にせず使えるということです。そして期限が切れてしまったマイルを18カ月以内に申請であればマイルを復活させることができます。有料（UDドル）になりますが最大50万マイルまで可能です。

クレジットカード活用術

特に有効な方法が、クレジットカードの利用です。マイルが貯まるクレジットカードを持ち、現金の代わりにクレジットカードで支払うことで、支出を無駄なくマイルに換算することができます。カードによって何円が何マイルに相当するのか、換算方式が違ってくるためです。特にマイルを貯めやすいカードとして挙げられるのが、アメリカン・エキスプレスの「スターウッドプリファードゲスト」です。1USドルで最大1.25マイル貯めることができます。年会費が31,000円（税抜き）と割高ですが、継続特典として「ホテル無料宿泊」がプレゼントされます。その他にも、入会ボーナスポイント、空港ラウンジ利用、飛行機遅延保障、マリオットボンヴォイの会員資格「ゴールドエリート」が提供されます。
他にも、りそなカードの「AAdvantage VISA クラシックワイドカード」は、ランクによって年会費が税抜5000円～15000円（税抜き）となり、クラッシックカードで200円＝1マイルを安定的に貯められます。入会時とアメリカン航空初回搭乗時にボーナスポイント、ショッピングボーナスキャンペーン等を合わせると最大23000マイルがつくお得なカードです。

アメリカン航空のアライアンス「ワンワールド」とは

アライアンス(航空連合)とは、世界各国の航空会社が組んでいる連合のことです。アライアンスは大きく分けて3つ（ワンワールド・スカイチーム・スターアライアンス）存在します。同じアライアンスの航空会社は1つの便を複数の航空会社で運航する「コードシェア便」やマイレージサービスの相互乗り入れなどのサービスを行っており、より便利に飛行機に乗れるよう取り組んでいます。

アメリカン航空は「ワンワールド」というアライアンスに所属しています。2019年現在の加盟航空会社は13社あり、その他にも一部分のみ提携している「コネクト・パートナー」の航空会社も1社あります。コネクト・パートナーの航空会社でも、アメリカン航空を利用するのであれば、ラウンジ特典が受けられ、マイルの加算も行うことができます。日本ではJALが加盟しています。

ワンワールドの強み

各国を代表する航空会社である「ナショナルフラッグキャリア」が多く、イギリスのブリティッシュエアウェイズや、中東ではカタール航空、ヨルダン航空、南米ではチリに本拠地を置くLATAM航空、アジアではJAL、マレーシア航空、カンタス航空、スリランカ航空などが就航しており、世界各国をカバーしているのがワンワールドです。
特に南米は、イースター島などの参入が難しいと思われる地域にも就航しており、日本から見て地球の裏側へと向かう長旅を心強く支える存在と言えます。また、オセアニア方面のネットワークもワンワールドの特長です。オーストラリアのカンタス航空が加盟しており、オーストラリア国内線も取り揃えているためスムーズに移動できます。他のアライアンスでは日本とオーストラリア間の直通便すらないものもあるので、特にこの区間を渡航する際はワンワールド加盟航空会社の便に乗るのが安定と言えるでしょう。

JALマイルを貯めてアメリカン航空に乗ろう！

アメリカン航空はJALと同じアライアンスに所属しています。同じアライアンスの航空会社同士はそれぞれのマイルを使うことができるので、アメリカン航空の航空券を購入・搭乗することでJALマイルを貯めることができます。JALサイトからのう購入予約時または搭乗時にJALマイレージ番号を伝えるとマイルが加算されます。JALマイルを貯める場合、「予約クラス」によってマイル加算率が異なります。エコノミークラスのYは100％、H，K，Mクラスは70％、L, V, S, N, Gは50％、O, Qは30％になります。加算されないクラスもあるので事前の確認が必要です。一方ANAは「スターアライアンス」という別のアライアンスに所属しているため、アメリカン航空ではANAマイルを貯めることはできません。